「讀書の學」平成28年8月の様子

式次第

  • 理事長時事講談
  • 『小林秀雄の後の二十一章』講読
    第五章 川端康成の戦中日記 p.74~p.77中頃まで

~休憩~

  • 傳承文化研究所 小林隆先生による和歌講座
    8月9月共通テーマ:歌会始詠進企画 お題『野』

~休憩~

  • 桶谷秀昭 著『昭和精神史』に関する質疑応答
  • 中野重治・橘孝三郎らの話を中心に、第六章「モダニズム」を含む熟読解説

~二組に分かれてのグループディスカッション~


【スタッフより】
今月の讀書の學は、小川理事長の人生観についての話から始まりました。
福田恆存から受けた影響として最も強かったと言う「二元論」の話には、確かに理事長の日々の言動を裏付ける説得力がありました。
理想と現実を同時に追求するとはどういった事なのか。例えば身近な問題として憲法9条の問題がありますが、
端的に絶対平和主義的な平和を主張することでは、現実の戦争や暴力を撲滅する事ができていません。
戦後70年間戦争は無かったかも知れませんが、テロや犯罪はありますし、自衛隊の軍事費用は世界の10位内に入る。
平和とは何かという問いかけへの答えが、戦争に参加しない事「のみ」なはずありませんが、
平和を看板にする人々の口からそういった現実への言及を聞くことは殆どありません。
理想と現実を同じ平面上に並べてしまえば、その時点で既に理想が二元的なのであって、知的な清潔さ、或いは真剣さに欠ける。
すると現実がおかしくなり、理想のほうも傷つくこととなる。スタッフの私の理解が十分かどうか自信がありませんが、
非常に考えさせられる、考えるべきだと感ぜられる、重要なお話だったと思います。

今回より新しい試みとして、講義終了後の懇親会を、グループディスカッションの時間に変更しました。
講義中の質疑応答では聞き切れなかった事や、後から浮かんだことなど、理事長への質問も勿論ですが、
参加者同士で議論する時間とし、考えたこと、学んだことを自分たちで咀嚼しながら言葉にしていく時間は
とても有意義だったのではないでしょうか。今後もこのスタイルを続けてみたいと思います。

また和歌創作講座では、二ヶ月共通テーマとして、来年の歌会始の儀へ詠進する事を目的とし
募集テーマの『野』で和歌の創作に励みました。具体的な応募方法などを教えて頂き、さらに陛下がひとつひとつ
ご覧になって下さると聞いて、些か緊張感を覚えた方もいたのではないでしょうか。来月も同じテーマに励みます。

 

jikaiyokoku

会場:千代田区三崎町3-6-15 貸し会議室内海4階
日にち:9月3日(土)
[開場]13:30
[講義開始]:14:00
[講義終了予定]:17:30
[補習・ディスカッション終了予定]18:30

[参加費]
平和研の本登録会員 :無料
仮会員・ビジター:4,000円
※仮会員の方でも、当日一年分会費(25,920円)を
お支払いの方は、 無料となります。
別途お申し付け下さい。

<< 留意事項 >>
・予習前提(読んでくることは勿論、質問や討議内容を予め各自用意しての参加)
・講義音声と資料を後日、本登録会員向けに配信致します。
・『小林秀雄の後の二十一章』解説は、全会員に無料で音声を配信致します。
・講義に使用する本は各自でご用意ください。
・途中入退場は自由ですが、録画録音をしておりますので、お静かに願います。

★★讀書の學についてはこちらで詳細はこちら★★
http://psij.or.jp/academy/
ご参加の皆様は、平和研会員サイトにログインのうえ、
下記URLにて参加表明をお願いします。
https://psij.cd-pf.net/event/data/573d4e404a6d425c6d00008 2016/06/03

photos